仕事のプレッシャーで心が重いあなたへ --「やらなきゃ」で苦しくなる理由-- | i*Lacii

仕事のプレッシャーで心が重いあなたへ --「やらなきゃ」で苦しくなる理由--
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こんにちは、
笑顔人生へのナビゲーター あさのぶ。です^^♪
       

「ちゃんとやらなきゃ」
「迷惑をかけちゃいけない」
「結果を出さなきゃ意味がない」
そんな思いが、いつも頭の中に浮かんでいませんか?

仕事があることも、家族がいることもありがたい。
なのに、なぜか毎日どこか気持ちが重い。

──その原因は、もしかすると「やらなきゃ」の思考に縛られているからかもしれません。

「やらなきゃ」の思考に染まってしまった理由

  • 上司の指示には従わなければならない
  • どんなに疲れていても、成果を出さなければならない
  • 家族のために我慢しなければならない

子どものころから「ちゃんとしなさい」「我慢しなさい」と教えられ、大人になると今度は「なにがなんでも結果を出せ」「失敗するな」と言われ続ける。

こうして、「MUST」が当たり前になり、自分に染みついてしまったのです。

社会人としての責任感は必要だとしても、「MUST」がいつの間にか「やりたい気持ち」を押し込め、「正しさ」や「期待」に応えようとする生き方へと、すり替わっていったのです。

「やらなきゃ」は6つの形でやってくる

僕のこれまでの経験から、主に6つのカテゴリに分類できると感じています。

① 行動のMUST

「期限通りにこなさなければ」「言われた通りにやらないと」など、何かを“やること”に縛られてしまう。

② 思考のMUST

「正しく考えなきゃ」「論理的でなきゃ」と、考え方の正しさにこだわりすぎてしまう。

③ 在り方のMUST

「ちゃんとしなきゃ」「ポジティブでいなきゃ」など、自分(または他人から)の“理想像”に自分を押し込める。

④ 感情のMUST

「こんなことで落ち込んじゃダメ」「感情をみせてはいけない」と、感じる自由を奪ってしまう。

⑤ 関係性のMUST

「相手を立てなきゃ」「嫌われちゃいけない」と、対人関係で自分を抑えてしまう。

⑥ 時間のMUST

「今さら始めたって遅い(始めてはいけない)」「〇歳までに結果をださなきゃ」と、時間的な焦りに追われてしまう。


「やらなきゃ」と感じたときには、どれかに当てはまることでしょう。

こうした「MUST」が積み重なると、いつの間にか「やりたいこと」より「やらなきゃいけないこと」に人生が支配されてしまいます。

それどころか、自分の「やりたいこと」は心の奥深くに封印され、「やりたいことは何?」と聞かれても「わからない」という状態に陥ってしまうのです。

どうしたらよいのでしょうか?

「やらなきゃ」に気づくことから始めよう

じゃあ、いきなり「MUST」を手放せるか?というと、すぐにできるものでもありません。
なぜなら、長い間に染みついてしまった「MUST」は、無意識に出てきてしまうからです。

だからこそ、まずは気づくことが第一歩です。

たとえば、

  • 何かをやろうとしてモヤモヤするとき
  • 「でも・・・、○○しなきゃ」と思ったとき
  • やっても達成感がなく、ただ疲れるとき

その瞬間に、「あっ、これはMUSTかもしれない」と思ってみるだけでいいのです。
そして、「どうしてそう思ったんだろう?」と、自分にそっと問いかけてみるのです。

「MUST」の奥には「WANT」がある

実は、「MUST」の奥には「本当はこうしたい」という「WANT」が隠れていることがよくあります。

・「発信しなきゃ」 →「本当は、自分の想いを届けたい」
・「失敗しちゃいけない」→「本当は、大切な人を安心させたい」
・「ちゃんと稼がなきゃ」→「本当は、自由な暮らしをしたい」

  • 「発信しなきゃ」 →「本当は、自分の想いを届けたい」
  • 「失敗しちゃいけない」→「本当は、大切な人を安心させたい」
  • 「ちゃんと稼がなきゃ」→「本当は、自由な暮らしをしたい」

「MUST」は、願いの裏返し。
だからこそ、その願いに気づいてあげることが大切なんです。

自分の心の声と向き合う「静かな対話」

僕は、感情と体の感覚に耳を澄ませながら、本音と出会っていく時間を「静かな対話(クワイエット・ダイアローグ)」と呼んでいます。

この対話の中では、
「やらなきゃ」の裏にある感情──たとえば、寂しさ、恐れ、不安──が見えてくることがあります。
それは誰かに評価されなかった経験や、昔感じた不安から来ていることもあります。

そしてその感情に寄り添い、感じきったとき、「じゃあ、自分はどうしたい?」という新しい問いが生まれるんです。

そうすると、心の奥から静かに湧き上がってくる、「WANTの芽」のようなものを感じ取ることができるんです。

はっきりと掴み取れなくても、スッキリとすることもあります。

ライフシフトを「MUST」で進めないために

僕のクライアントさんの多くは、40代50代で「このままでいいのか?」と悩み、ライフシフトを考えています。

ライフシフトを考える中で、どんなワークスタイルにしたいのか、起業するか、なども考えることになります。

でも、会社員時代の「MUST」を持ち込んでしまうと、せっかくの新しいチャレンジが、また苦しいものになってしまうので、注意が必要です。

つまり、「やらなきゃ」ではなく「やりたい」で動くこと、「MUST」ではなく「WANT」を大事にすること、がライフシフトの鍵になるのです。

でも、焦らなくて大丈夫です。
小さな「WANT」を見つけるところから始めましょう。人生は必ず変わっていきます。

あなたの「やりたい」は、どこにありますか?

日々の中で、小さな違和感に気づいてみてください。
「もしかして、これは“やらなきゃ”かもしれないな」と。

その気づきが、「WANT」への扉を開く第一歩になります。


この記事で紹介した“静かな対話”を実際に体験できるセッションについては、こちらをご覧ください。

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