“どぶ”って分かりますか?(^^;
よく道の端にある雨水とかを流す溝のことですね
”側溝”というやつです
で、その”どぶ”には、普通足を突っ込んで落ちたりしないようにフタがしてありますよね
上の写真でもわかるように、”どぶ”にはフタがしてあるわけです
写真は最新式の?”どぶ”ですけれど、昔だと”どぶ”のフタにはもっと大きな穴が開いていました
手を突っ込んでフタを持ち上げられるようにしてあるんですよね
で、ちょっと昔の話で、
僕が小学校の低学年だった頃、もちろん歩いて通学していました
通学路にももれなく”どぶ”があるわけです
そして、わざわざ”どぶ”のフタの上を歩きたくなるのですよね
小さい頃って、”どぶ”をレールに見立てて電車ごっこしてみたり、その頃はフタがしてあってもガタガタ安定していないので、踏んでカタカタ音を立て喜んでみたり、するわけです
時にはフタの上を走ってみたりもするわけです
そう、もうお分かりですよね
小学生の小さな足は、フタの大きな穴に引っかかってしまうのです
重々承知しているはずなんですけどね
ある日、”どぶ”のフタの上を走っていた半ズボンの僕は引っかかって転んで、膝を打ちつけました
膝小僧はベロンと皮膚の下までめくれているようでした
それは痛かったですね
でも気が弱く、誰にも助けを求められず、我慢して血を流しながらも家に帰ったのです
帰るとおばあちゃんがいたのかな、手当てをしてもらいましたが、しばらく痛い日々を送ったのです
それ以来、”どぶ”の上を歩くことはできなくなりました
最近では、昔のような”どぶ”は少なくなってきました
でも、久しぶりに写真の”どぶ”に会い、フタの上に立ってみました
うわぁ、ゾワゾワと落ち着かなくなるわ、背筋がザワザワするわ
その上を歩きたくない感情が沸き起こってきました
今はもう大人で足もそれなりに大きくなったし、フタの穴は引っかかるほど大きくないし、大丈夫だろうということは分かっていても、感情は収まらないのですよね
これって、本当に潜在意識の奥底に刻まれた記憶のせいなんですよね
大きく感情を揺さぶられたことの記憶は一度だけでしっかりと記憶されます
潜在意識は、自分を守ろうとする性質を持っているので、その記憶が今となってはあまり気にする必要のないことでも、刻まれた記憶によって守ろうという意識が働いてしまうのです
だから、変わりたいのに変われないと悩んでいるとしたら、過去に体験したことの記憶が潜在意識を通して、変わらせないようにしているのかもしれません
でもそれを変えていくことはできます
それについては、また別の機会にお話ししていきますね